映画『ダ・ヴィンチ・コード』の日本語吹替え版の声優と原作をまとめました。
この映画は、キリスト教の歴史に密接に関係していて、かなり、日本人にはわかりにくい映画です。
簡単なあらすじと謎の解説をまとめました。
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『ダ・ヴィンチ・コード』の声優
映画『ダ・ヴィンチ・コード』の声優です。
ロバート・ラングドン
トム・ハンクス(江原正士)
映画『ダ・ヴィンチ・コード』の主人公です。ハーバード大学教授で、宗教象徴学の権威です。自分の本の出版記念セミナーで、フランスのパリを訪れている時に、いきなり事件に巻き込まれてしまいます。
トム・ハンクスは、1956年生まれで、既に60歳です。この映画は2006年公開ですので、映画の公開時には、50歳でした。初めは、若手コメディアンでしたが、徐々に映画やドラマに出演されて行って、1993年『フィラデルフィア』、1994年『フォレストガンプ』で、2年連続でアカデミー賞主演男優賞を受賞されました。それがきっかけで世界的に有名な名優となり、多くの話題作、超大作に出演するようになりました。
ソフィー・ヌヴー
オドレイ・トトゥ(安藤麻吹)
この映画のヒロインです。フランス司法警察暗号解読官。ロンドン大学卒業。ルーブル美術館館長ジャック・ソニエールの孫娘です。ジャック・ソニエールの遺体に暗号らしきものがあるということで、現場に呼び出されます。ラングドンと共にルーブル美術館を逃亡して、祖父の事件の真相を追っていきます。
オドレイ・トトゥは、フランスの女優で、1976年生まれの現在は40歳。映画の時は30歳でした。20歳の時に、テレビ映画の端役でデビューされています。徐々に有名になっていき証も受賞されますが、25歳の時に、2001年公開の『アメリ』で主演をされて世界的に有名になりました。『ダ・ヴィンチ・コード』以降も、『ココ・アヴァン・シャネル』(2009年)、『テレーズの罪』(2012年)、『ムード・インディゴ』(2013年)など、対策に出られていますが、日本公開がないものも多いです。
ジャック・ソニエール
ジャン=ピエール・マリエール(藤本譲)
ルーブル美術館館長。ソフィー・ヌヴ―の祖父。胸に五芒星のマークを書かれて遺体で発見されます。傍らには、謎めいた暗号が書かれていました。その暗号と、午後3時に会う約束をしていたラングドンが、容疑者として警察に呼ばれました。
ジャン=ピエール・マリエールは、1932年生まれの84歳、映画の時は74歳のフランスの俳優です。セザール賞などを数々の賞を受賞されている名優中の名優です。『優しく愛して」(1985年)、『イヴォンヌの香り』(1994年)、『ミックマック』(2009年)などが有名です。
ジェローム・コレ
エチエンヌ・シコ(郷里大輔)
フランス司法警察中央局警部補。セミナー中のラングドンを呼びに来る警察官です。1949年生まれの67歳で映画の時は57歳でした。フランスの俳優で、最近では2012年に『バツイチは恋のはじまり』(2012年)に出られています。
ベズ・ファーシュ
ジャン・レノ(菅生隆之)
フランス司法警察中央局警部。コレの上司です。ラングルドンを事件の犯人と決め付けて追いつめていきます。
ジャン・レノは、フランスの俳優で世界的な名優です。1948年生まれの現在68歳。この映画の時は58歳でした。モロッコのカサブランカの出身です。リュック・ベンソン監督の『グラン・ブルー』(1988年)と『レオン』(1994年)で世界的にブレイクして、ハリウッドなどに出られました。現在でも多くのフランス映画、ハリウッド映画に出られています。日本のCMでもドラえもんをやっています。^^
現在、3人目の奥さんと暮らしていて、合計5人のお子さんがいらっしゃるようです。あのメガネは、自分でデザイン(ジャン・レノ アイウェア)を立ち上げています。
シラス
ポール・ベタニー(加瀬康之)
オプス・デイ(キリスト教の一宗派)の一員で、ジャック・ソニエールを銃で撃った犯人。色素欠乏症の男性で、アリンガローサ司教を尊敬していて、指示を受けています。オプス・デイとは、日常生活をすべて進行にささげたとてもまじめな宗派ですが、実際には、映画ほど極端な宗派ではない様です。
ポール・ベタニーは、1971年生まれの45歳(映画の時は35歳)のイギリスの俳優です。身長は191cm。舞台がメインの様ですが、『チャーリー・モルデカイ』、『アベンジャーズ』『シビル・ウォー』(2015年)等に出られています。『アイアンマン』のJ.A.R.V.I.S.の声やヴィジョンは、彼がずっと声優をされています。
マヌエル・アリンガローサ
アルフレッド・モリーナ(原康義)
オプス・デイの代表で、司教です。
アルフレッド・モリーナは、1953年生まれの63歳(映画の時は53歳)でイギリス出身の俳優です。舞台で主に活躍をされていますが、『レイダース/失われたアーク』(1981年)のサティポ役(インディと一緒にチャチャポヤン遺跡に向かった二人組の一人、初めに亡くなります)でデビューされます。『スパイダーマン2』(2004年)では、ドック・オク(オクタビアス教授)をやられています。
リー・ティービング
イアン・マッケラン(坂口芳貞)
イギリスの宗教史学者で、ラングドンの古くからの友人です。ナイトの爵位を持っていて、聖杯の探求に生涯をささげています。聖杯と言うのは、イエス・キリストが最後の晩餐に使ったとされる杯で、中世から多くの騎士たちが探索してきたものです。手に入れたものは、説田稲パワーを得るということで、『インディ・ジョーンズ』とか、多くの映画の題材になってるものです。
イアン・マッケランは、1939年生まれの77歳(映画の時は67歳)のイギリス出身の俳優です。多くの映画、舞台に立たれていますが、『X-メン』のマグニート―や、『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフでも有名な俳優です。1990年にナイトに叙勲されています。
レミー・リュガルテ
ジャン=イヴ・ベルトロット(てらそままさき)
リー・ティービングの執事。1958年生まれの58歳(映画の時は48歳)のフランスの俳優です。『次は、心臓を狙う。』(2014年)、『シークレット・オブ・ザ・アーク』(2011年)等に出られています。007になれそうな顔です。
アンドレ・ヴェルネ
ユルゲン・プロホノフ(西村知道)
チューリッヒ保管銀行パリ支店長。ルーブル美術館館長のジャック・ソニエールが何かを、この銀行に預けていました。
ユルゲン・プロホノフは、1941年生まれの75歳(映画の時は65歳)のドイツ出身の俳優です。1981年の『Uボート』で、世界的に知られる俳優になりました。『ベルリンは夜』『砂の惑星』(1984年)、『エア・フォースワン』(1997年、イワン・ラデク将軍)に出演されています。
他大勢のキャスト
- シスター・サンドリーヌ/マリー=フランソワーズ・オードラン(玉井碧)
- バチカン長官/フランチェスコ・カーネルッチ(城山堅)
- サンクレール夫人/リタ・デイヴィス(京田尚子)
- 記者マイケル/ セス・ガベル(今井朋彦)
- バスの若者/シェーン・ザラ(伊丸岡篤)
- ドゥーセント/アンディ・クラーク(星野貴紀)
- アメリカ人女性/セレッタ・ウィルソン(寺内よりえ)
- フランス警察の刑事/クライヴ・カーター(石住昭彦)
- ルドゥー巡査/ライオネル・ガイ=ブレモン(石上裕一)
- ソフィーの母/クリシャン・エマヌエル(笹森亜希)
- ジャンキー/グザヴィエ・ドゥ・ギュボン(千々和竜策)
- 銀行警備員/トニオ・デッサンヴェル(里見圭一郎)
- DCPJ技術者/ローランド・メヌー(志村知幸)
- 女性警察官/レイチェル・ブラック(北西純子)
- 生徒/エグランティーヌ・ランボヴィル=ニコル(宇乃音亜季)
『ダ・ヴィンチ・コード』のあらすじ
ロバート・ラングドンは、自著のセミナー兼出版記念でパリに来ていました。集まったファンたちに、サインをしていると、そこにフランス司法警察のコレ警部補がやってきて、ルーブル美術館に連れて行かれます。そこでは、ルーブル美術館館長ジャック・ソニエールが、銃で撃たれて亡くなっていました。ただ、不思議だったのは、裸の胸に五芒星が書かれていたことと、そのかわたわらに、謎めいた暗号が書かれていたことです。
その日の午後3時に、ジャック・ソニエールと会う約束をしていたラングドンですが、彼は来なかったんです。警察は、ラングドンが犯人ではないかと、現場に連行してきたのですが、そこに、司法警察の暗号解読官のソフィー・ヌヴ―がやってきます。暗号解読のために呼ばれたという彼女ですが、実は、亡くなったジャック・ソニエールは、彼女の父親だったんです。ソフィーは、ラングドンが犯人でないと知って、彼を逃そうとしますが、自分も一緒に追われる立場になってしまいました。
その後を追うのは、腕利きの司法警察のファーシュ警部です。さて、ソフィーは祖父の残した暗号を解読して、ラングルドンと一緒に様々な謎を解決することができるのでしょうか?
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『ダ・ヴィンチ・コード』の原作
映画『ダ・ヴィンチ・コード』には、原作があります。2003年、アメリカで発表されたもので、作者は、ダン・ブラウン氏です。
ダン・ブラウン氏の著書は、amazonで購入できます。
- パズル・パレス 上 (角川文庫)
- 天使と悪魔(上中下合本版)<天使と悪魔(上中下合本版)> (角川文庫)
- デセプション・ポイント〈上〉 (角川文庫)
- ダ・ヴィンチ・コード(上中下合本版)<ダ・ヴィンチ・コード(上中下合本版)> (角川文庫)
- ロスト・シンボル(上中下合本版)<ロスト・シンボル(上中下合本版)> (角川文庫)
- インフェルノ ヴィジュアル愛蔵版
実は、『天使と悪魔』よりも、『ダ・ヴィンチ・コード』の方が後なんです。ラングドンシリーズとしては、2番目なんですね。
そして、今秋公開の映画『インフェルノ』は、ダンテの『神曲』がテーマの様です。ちなみに、ラングドンシリーズの4作目です。3作目は『ロスト・シンボル』なのですが、扱ってるテーマがフリーメイソンだったので、映像化はできなかったのかもしれません。信じるか信じないかは・・・の世界です。^^
『ダ・ヴィンチ・コード』の謎の解説
映画『ダ・ヴィンチ・コード』は、かなり難しい映画です。解釈とかではなくて、歴史的背景が日本人にはなじみが薄くて、良くわからないと思います。というか、判るひとは、キリスト教を深く勉強している人だけだと思います。
初めは、ダ・ヴィンチの絵の中に書かれている謎解きなのかな~って言う感じの軽いノリで見ると、おそらくドラマ『砂の塔』か、『運命に、似た恋』にチャンネルを回してしまうと思います。なので、録画で見た方が分かりやすいと思いますのでお勧めです。
あまり、詳しく解説はできませんが、簡単に言うと、キリストは、神なのか、人なのか?というとことです。神と信じている人たちと、人間だと信じている人達との争いで、それが、2000年近くの間、いろんな戦いに発展してしまったということです。日本で言えば、仏様とか、神様が人だったのかどうか?というかんじです。その中で、ダ・ヴィンチは、人だったという側について、あの絵の中に謎を託したということですね。
どちらかというと、神だと信じている人たちが圧倒的多数で、その人たちが歴史を作ってきたということです。
なので、ラングドン教授が初めに行ってる言葉が大事になってきます。
「我々は過去を知ることにより、現在を理解できるのです。真実だと信じること、私たちの事を伝える歴史をどう書き残せばいいのか。何世紀もの長きにわたって、ゆがめられた歴史から、元の真実を掘り起こすことができるのか」
つまり、初めに見ているのは、ゆがめられた真実と言うことです。これが大事になってきます。
出来れば、原作を小説で読まれることをお勧めします。
まとめます。
映画『ダ・ヴィンチ・コード』の声優や、出演されている俳優さんたちの事をまとめてみました。
この映画は、かなりむずかしいのですが、映像がきれいですので、ずっと見ることができました。初めに登場するガラスでできたピラミッドのようなものが、ルーブル美術館です。あの場所で映画のロケができたのは、奇跡としか思えないのですが、あの映像を見るだけでもかちがあるのではないでしょうか。
さすがに、出てくる絵画は映画用に作られたモノでしょうけれども、一度は、ルーブル美術館に行ってみたいものです。
この他にも、この映画にはパリの美しい風景が映し出されています。パッと見ではスルーしてしまいますので、録画をお勧めします。
他の見どころは、
- ホテル・リッツ
- ヴァンドーム広場(ホテルの前)
- ウィンチェスター大聖堂(ルーブル美術館の内部として)
- リンカーン大聖堂(ルーブル美術館の内部として)
- ブローニュの森(逃げ込んだ公園)
- ヴィレット城(リーの邸宅)
- サン・シュルピス教会(ローズラインがあった協会)
- ロスリン礼拝堂(イギリスのテンプル騎士団)
などですね。探せばもっと出てくると思います。凱旋門とかエッフェル塔とかも映ってるはずです。もしも、フランス旅行に行かれる場合は、事前にこの映画を見ておいた方がいいと思います。
以上、映画『ダ・ヴィンチ・コード』の声優と原作とあらすじでした。
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