『マイノリティ・リポート』のキャストと声優とあらすじ!2054年の未来は?
映画『マイノリティ・リポート』のキャストと声優とあらすじです。この映画は、2054年の未来を世界の巨匠スティーブン・スピルバーグが、ハリウッド屈指のスター、トム・クルーズを使って描き上げた大作映画です。未来を感じることができます。
『マイノリティ・リポート』のキャストと声優
ジョン・アンダートン
トム・クルーズ 堀内賢雄
ジョン・アンダートンは、6年前に、プールで一緒に遊んでいた一人息子を誘拐されて、その半年後、犯罪予防局の刑事になって犯罪予防にのめり込むようになりました。6年前の誘拐のために離婚もしてしまい、自分の責任にあると感じて今でも自分をせめつづけていて薬にも手を出しています。
トム・クルーズは、1962年生まれの54歳の世界的な俳優です。1986年の『トップガン』の世界的な大ヒット出トップスターになりました。続編の『トップガン:マーベリック』が、2018年に撮影予定です。楽しみですね。
堀内賢雄さんは、1957年生まれの59歳の声優、ナレーターです。初めは、小林克也さんや糸居五郎さんのようなDJにあこがれていましたが、次第に役者にも興味を持たれて、声優になられました。2012年に声優アワード「富山敬賞」を受賞されています。アンディ・ラウ、キアヌ・リーブス、キーファー・サザーランド、ブラッド・ピットなど、多くの吹き替えをされています。
ダニー・ウィットワー
コリン・ファレル 楠大典
司法省調査官。ワシントンD.Cの予知システムを全国導入するために、調査をする担当官。導入には否定的です。
コリン・ファレルは、1976年生まれの40歳のアイルランド人俳優です。BBCのテレビドラマに出たことがきっかけで俳優になられました。最近では、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に出られています。
楠大典さんは、1967年生まれの50歳の声優、俳優です。トランスフォーマーシリーズでは、オプティマスプライム、ブラックコンボイ、ギャラクシーコンボイなどを演じられています。ヴィン・ディーゼル、ジェイミー・フォックスなど、多くの映画の吹き替えをされています。
アガサ
サマンサ・モートン 根谷美智子
プリコグ(予言者)のひとりで、一番能力が高い女性です。
サマンサ・モートンは、1977年生まれの40歳のイギリスの女優です。13歳でTVに初出演されて1997年に映画デビューされています。アカデミー助演女優賞、主演女優賞にも何回かノミネートされています。最近では、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』にメアリー役で出られています。
根谷美智子さんは、1965年生まれの51歳の声優です。高校のときに声優を目指そうと決められたそうです。多くのアニメ、映画、海外ドラマの吹き替えをされています。
ラマー・バージェス局長
マックス・フォン・シドー 大木民夫
犯罪予防局の局長です。予知システムを全国に導入したいと考えています。
マックス・フォン・シドーさんは、1924年生まれの88歳のスェーデンの俳優です。1987年にアカデミー主演男優賞にノミネートされています。最近では、2015年の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」にロー・サン・テッカ―役で出演されています。
大木民生さんは、1928年生まれの89歳の声優、俳優です。『X-MEN』シリーズのプロフェッサーXの声や、「JNN報道特集」のナレーションで有名です。この他に多くの声優をされています。
アイリス・ハイネマン博士
ロイス・スミス 久保田民絵
プリコグを使った予知システムの開発者です。
ロイス・スミスさんは、1930年生まれの86歳のアメリカの女優です。「エデンの東」とか、「フォクシー・レディ」など多くの映画に出られています。
久保田民絵さんは、1945年生まれの71歳の女優です。多くのドラマや映画にも出られていますし、声優もされています。最近では、「緊急取調室」に、大谷繁子役で出られています。
エディ・ソロモン医師
ピーター・ストーメア 仲野裕
ジョンの目を他の目と変える手術する医者です。
ピーター・ストーメアさんは、1953年生まれの63歳のスウェーデンの俳優です。
ギデオン
ティム・ブレイク・ネルソン 牛山茂
冷凍保存をする監獄の署長です。
ティム・ブレイク・ネルソンさんは、1965年生まれの52歳のアメリカの俳優、映画監督です。
牛山茂さんは、1952年生まれの65歳の声優、俳優、ナレーターです。映画や海外ドラマの吹き替えを多くされています。
『マイノリティ・リポート』のあらすじ
『マイノリティ・リポート』のあらすじです。
アメリカのワシントンD.Cでは、プリコグ(予言者)と呼ばれる3人の予知能力者たちを使った殺人予知システムが導入されています。その結果、殺人発生率は0%になっていました。
予防局のリーダー、ジョン・アンダートン刑事は、6年前に息子を誘拐されてから、犯罪撲滅に力を注いでいました。ある日、プリコグのひとり、アガサがジョンに昔の映像を見せます。エコー(だぶりのこと)だと言われますが、気になって調べていくと、今度は、プリコグの予知システムがジョンが聞いたことのない男に発砲して犯罪を犯すと予知します。
予知の結果が信じられないジョンは逃亡します。かつての仲間や司法省調査官のダニー・ウィットワー達に追われながら、システムの考案者のアイリス・ハイネマン博士と接触します。
そこでジョンは、3人のプリコグが同じ予知をしない場合があると知らされます。一人だけ違った予知をした場合、その予知は、少数報告(マイノリティ・リポート)として区分されて、なかったものとして処理をされてしまうことが分かりました。
自分の予知された映像は偽物、またはマイノリティ・リポートがあるのではないかと疑ったジョンは、アガサを誘拐することにしました。さて、どんな展開になっていくのでしょうか。
『マイノリティ・リポート』の感想
『マイノリティ・リポート』は、2002年に発表された、2054年が舞台の近未来SFの映画です。スタッフは、
- 監督 スティーブン・スピルバーグ
- 脚本 ジョン・コーエン
- 原作 フィリップ・K・ディック
原作のフィリップ・K・ディックは、1928年-1982年のアメリカのSF作家です。代表作は、
等多数あります。「アンドロイドは~」は映画化されて「ブレードランナー」というタイトルで大ヒットしました。「追憶売ります」は、シュワルツ・ネッガーの「トータル・リコール」の原作です。どちらも、映画と原作はかなり違います。原作を読まれるなら、インスピレーションを受けたという感じで呼んでみる方がいいと思います。また、昔の本なので、かなり読みにくいです。
この映画の一番の売りは、やはり未来を想像する力だとわたしは思います。スピルバーグ監督は、この映画を撮る前に、科学者など23人を独自に集めてシンクタンクとして未来を考えさせています。突拍子もない、SF的な未来ではなくて、現実の世界の延長線の未来を考えさせていますので、15年後の現在では、存在しているようなものもあります。例えば、冒頭の、トム・クルーズが腕だけを空中に動かしてコンソールを操作するものは、VR、ARとして、形になちつつあります。電話は、同じ形になってますよね。
逆に、今の時代の方が新しいよっていうのもあります。車なんかは、あれだけ進歩しているのに、まだタイヤで走ってるとか、アンバランスのものもありますので、その違いも感じると面白いです。
そのあたりを考えながら、さらに、30年後の未来を考えながらこの映画を見るのが楽しいと思います。
言ってみれば、ドラえもんの世界に似てるかもしれません。ドラえもんの道具も存在してるものもあります。
ストーリーの中で、気になったのが、まだ犯罪を犯していないのに冷却保存されてしまうっていうっていう所ですね。ただ、最後まで見ると、スピルバーグ監督の言いたかったことがよくわかりました。
それは、青臭いかもしれませんが、「未来は変えられる」ということです。しかも、一瞬で変えることができます。ジョンは引き金を引くと予知されていました。真犯人も同じです。でも。どちらも違う未来を選択しました。それには、かなりの力が必要だっていうのもわかりました。
このことを良く考えてみると、人生の転機、岐路と大袈裟に言われていますが、じつは、毎日、毎時間、これを読んでる瞬間も人生の岐路になっているような気がします。銃の引き金を引くとかひかないとかの大きな決断ではなくても、TVを見るとか、見ないと言ったレベルの決断でも、いつもやってるのではないでしょうか。その結果、様々な未来が変わると思います。
そう考えると、未来は待ってるものではなくて、自ら作っていかないといけないのではないかとわたしは考えます。つまり、成功哲学でよく言われるように、「想えば未来はかなう」とか、「想ったとおりに人生は開ける」という本当の意味は、このことではないかと思いました。良い未来のためには、現在を良くしないとダメですし、どういった行動をしないと良い未来にはなれないといつも考えておく必要があると感じました。
実際に、主役のジョンが面倒くさがりだったら、始まって1時間もしないうちに冷凍保存されて映画はおしまいになってしまいますよね。色々なバッドエンドの同じタイトルの映画が並んでいて、どの映画を手に取るかじゃないかと感じました。
ちなみに、この映画には、キャメロン・ディアスさんが出ています。本編で言えば、47分頃、ジョンが地下鉄に乗った時の乗客に一瞬ですが登場されています。気を付けてみていると、分かりますので探されてみてはどうでしょうか。
以上。映画『マイノリティ・リポート』のキャスト、声優、あらすじ、感想などでした。他にも、面白い映画の記事があります。
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