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「おおかみこどもの雨と雪」の声優とあらすじと解釈!原作を読めばわかる?

アニメ映画

田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』の声優とあらすじ、分かりにくいとされている解釈を紹介します。細田守監督は、「おおかみこどもの雨と雪」の原作を書き下ろしで、ご自分で書かれています。その原作を読まれてから見られた方がかなり納得いくと思いますのでお勧めです。

「おおかみこどもの雨と雪」の声優

花 宮崎あおい

父子家庭に育ちますが、高校生の時に父親が亡くなってひとりぼっちになります。親戚から援助の話がありますが、全部断って、東京の国立大学に自力で通ってる女の子です。名前の由来は、生まれた日に、庭にコスモスが咲いていたため。

2年生の時に、ある授業で彼と出会い、ひとめぼれをして一緒に暮らすようになり、雨と雪の二人の子供を授かります。雨の生まれて間もない時にかれが亡くなってしまい、一人で育てる決意をします。

彼(おおかみおとこ) 大沢たかお

日本オオカミの末裔。小さいころに両親を亡くして、親戚に預けられて育ちます。運転免許をとったあとに、都会に出てきて、トラックの運転手のドライバーとして働いていました。花の大学に忍び込んで授業を受けていたときに、花と知り合います。

雪 黒木華(少女期) 大野百花(幼年期)

花と彼の長女。雪の日に生まれたので「雪」と名付けられました。映画は、花から聞いた両親の出会いから思い出を語る、雪のモノローグから始まります。小さいころは、本能むき出しのお転婆少女で、山の中を駆けずり回ってるような自然児でしたが。小学校に入ったことをきっかけに女の子らしくしようと心がけます。

興奮すると、耳が飛び出ておおかみに変身します。

雨 西井幸人(少年期) 加部亜門(幼年期)

雪の弟。雨の日に生まれたので、「雨」と名付けられました。体が弱く、精神的にもひ弱で内向的な性格でした。あることをきっかけに、自分の中にひそむおおかみの本能に目覚めて行きます。

韮崎 菅原文太

花と雨と雪が引っ越した田舎の村に住む、偏屈なおじいさんです。口は悪く、かなり怖い印象でしたが、村の住民に花達の面倒を見るように説いて回るなど、花のことを大事に思っています。

藤井草平 平岡拓真

雪が小学校4年生の時にやってきた転校生。「獣くさい」と言われたことがきっかけで、雪となかよしになり、人間として生きていく決意を雪にさせました。

天童 井上肇

新川自然観察の森の理事長で、花や雨をいろいろと手助けをしてくれます。

その他

  • 草平の母 林原めぐみ
  • 韮崎のおばさん(娘) 片岡富枝
  • 田辺先生 染谷将太、雪の小学校の先生
  • 信乃 小林里乃、雪の友達
  • 土肥の奥さん 谷村美月
  • 掘田の奥さん 麻生久美子
  • 細川 中村正、近所に住む農家のおじいさん。山岡とはいつもケンカしている
  • 山岡 大木民夫、近所に住む農家のおじいさん。細川とはいつもケンカしている

「おおかみこどもの雨と雪」のあらすじ

映画の公式サイトに発表されていたあらすじです。

大学生の花(宮﨑あおい)は、彼(大沢たかお)と出会ってすぐに恋に落ちた。やがて彼が人間の姿で暮らす"おおかみおとこ"だと知ることになったが、花の気持ちが変わることはなかっ。そして一緒に暮らし始めた2人の間に、新たな命が生まれる。雪の日に生まれた姉は≪雪≫、雨の日に生まれた弟は≪雨≫と名づけられた。
雪は活発で好奇心旺盛。雨はひ弱で臆病。一見ごく普通の家族だが、生まれてきた子供たちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、≪おおかみこども≫だった。そのことを隠しながら、家族4人は都会の片隅でひっそりと暮らし始める。つつましくも幸せな毎日。しかし永遠に続くと思われた日々は、父である"おおかみおとこ"の死によって突然奪われてしまった―――
取り残された花は、打ちひしがれながらも「2人をちゃんと育てる」と心に誓う。そして子供たちが将来「人間か、おおかみか」どちらでも選べるように、都会の人の目を離れて、厳しくも豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住むことを決意した。

そこで花が選んだのは、山奥にある築100年のおんぼろ古民家。おてんばな雪はすぐに気に入ったが、内気な雨は馴染めない。そんな子供たちを見守りながら、花は廃屋のような家の修繕に取りかかった。その横では雪と雨が、人間とおおかみの姿を自在に変化させながら駆け回る。花の奮闘によって古民家は少しずつ輝きを取り戻し、3人の新しい生活の場となっていった。
一方で、"おおかみおとこ"が残したわずかな貯金に頼る生活には不安もあった。節約のため、花は自給自足の生活を試みる。移動図書館で自家菜園の本を借りて独学で畑を耕すが、種苗は実を結ばず枯れていくばかり。失敗を繰り返す花のもとに、里に住む韮崎(菅原文太)という老爺がやって来て、「上手くいかないなら、なぜ聞こうという気持ちがない」と言い放つ。その訪問を機に、花の家には里の人たちが折々にたずねてくるようになった。畑の野菜も、韮崎の指導のおかげで順調に育ち始める。
人目を避けて引っ越してきたはずが、いつの間にか里の人たちにお世話になっている。花は人の繋がりの不思議さと感謝の気持ちを感じていた。

それぞれの道を歩きだした雪と雨に、選択の時が迫っていた。「人間として生きるのか」それとも「おおかみとしていきるのか」そして花にも、決断のときが迫っていた。(出典:「おおかみこどもの雨と雪」)

「おおかみこどもの雨と雪」の解釈

ネタバレがありますので、注意してご覧ください。

この映画を見た方の意見としては、

  • わからない
  • 嫌い
  • 親のエゴ?
  • おもしろい
  • ほっこりした

と、意見が二つに分かれている傾向があります。

物語をそのままとらえると、おおかみとして生きていくか、人間として生きていくかのあいだに揺れる弟と姉、それを見守る母親という感じですが、もうちょっと奥深いような気がします。というのは、分からないとおもってしまう原因の一つですが、説明があまりない様な気がします。なぜいっしょに図書館に行ったり、授業中の花が外をずっと見ていたのか、とかですね。

そこで、設定を紹介しつつ、私の解釈を書いてみます。

花は、父子家庭でした。高校2年生の時に父親が病気になりました。大学に入りさえすれば、病気がよくなると思ってるかのように、ベッドの横で花は勉強していました。しかし、合格の知らせを受ける前に、亡くなってしまいます。その父親から、「つらいとき、悲しい時、とりあえずでも無理やり笑っていろ。そうすれば何とかなるから」と言われて、お葬式のときも笑顔でいて、親戚に怒られたと話します。なので、初めは、花が笑顔でいるときの方が多いです。そして、自分の気持ちを抑えつけて、笑顔でいることがふつうになってしまったので、他人に対して距離を置くようになります。なので、親戚からの援助を受けようとはしなかったんです。その距離を感じさせなかったのが、彼でした。

彼は、おおかみおとこでしたが、人間として生きて行きたいと願っていたんですね。彼も、小さいころから親戚に預けられたので、本当の家族の愛は良くわからないんです。特におおかみは家族愛が強いとされているので、自分の家族を早く作りたいと願ってたのではないでしょうか。そのためにも、勉強をしたいと思っていましたので、大学生ではないのですが、授業に出ていたんです。そこに気が付いた花は、学生証がないと入ることができない図書館に彼を連れて行ってくれたんです。人に頼れない二人にとって、本は、生きていくための道しるべみたいなものです。彼は図書館の中で、むさぼるように本を読みました。この映画のなかでは、いろんな本がステージに合わせて雪の本棚に登場します。

そして二人は家族になります。花が象徴しているものは、大地です。彼は、おおかみ、つまり神さまです。大地に神様が雨と雪を与えることで、大地が肥沃になっていき、自ら成長するとともに、まわりの多くの人を幸せにしていくと言う映画だと私は考えました。そして、雨は流れて再び天に昇って神となり、雪はそのまま大地に残って、人間として暮らしていく道を撮ったのではないでしょうか。

ただ、彼と花の二人で生きていくには、幸せでしたが、本音で生きていくにはまだまだ、花には試練が必要でした。

単純に家族になるだけではうまくは行きませんし、本を読むだけではうまく行きません。そこに登場するのが、韮崎です。おせっかいとも言える助言で、花を助けてくれますが、彼がいなければどうなっていたのかわかりません。人生といっしょで、うまくいかないときには、何らかの手助けが現れるのではないかと思います。ただ、それが手助けだとはっきりわかるような形では出てこずに、後になって考えれば、という形で出てくると思います。人生の転機みたいなものかもしれません。花にとっての人生の転機は、田舎に引っ越したことと、林の近くで「落ち葉をもらってもいいですか?」と韮崎達3人に声をかけたときだと思います。その言葉によって、韮崎が動き、村全体が動いて、その後の人生が変わっていったと思います。

韮崎に引き上げられた花達は、村の一員となって幸せな生活を始めます。その時に、花は、本音を話しながら生活をしていく楽しさを覚えたのではないでしょうか。韮崎に言われた「にやにや笑い」は影をひそめて、大笑いするか、困った顔をするか、中途半端なモノは影をひそめて行きます。その頃の花と、女子大生の頃の花では、顔つきがまるで違っていました。しっかりした母親になっていて、子どもたちを守ると言う覚悟ができていたと思います。

そして、もう一つのテーマが出てきます。親離れ、子離れの別れです。その時には、雨と川が象徴的に描かれています。雨が降って川が流れることで、新しいステージを作り上げることを想像させてくれます。そして、親よりも子供の方が一歩先に進んでいるのではないでしょうか。新しい世界に飛び込もうとしているのに、足を引っ張っているのは親だよ、と監督は言いたいのかもしれません。なので、雨のときには、あれほど傷つきながら手元に残そうとしていたのに、そのことが分かった後の雪のときには、あっさりと手放しています。そして、花は一人でひっそりと自分の世界を生き始めました。

花が子離れをしたきっかけは、雨の遠吠えと凛々しい姿だと思います。一人前のおおかみとしての遠吠えと、山の主としての神々しいほどの姿をみた花は、あの瞬間に気が付いたんだと思います。それまで悲しい涙を流していた花は、笑顔になって「しっかり生きて!」とエールを送ったんじゃないでしょうか。親離れ、子離れは難しいですが、いちどは考えていかないといけないテーマです。この映画をきっかけに、かんがえてみることをお勧めします。

他にも、いろいろなフィルターがあります。例えば、色です。この映画の中で、花にとって、「青色」は幸せの象徴です。夢の中の彼が出てくる場面の花の色、初めて校門で待ち合わせした時のワンピースの色、小学校で友達に受け入れられたときのワンピースの色などですね。逆に、「ピンク」は、自分を偽ってる時の色ではないかと思いました。そんなことを考えながら見てみるのも面白いと思います。

何となく、まとまりがつきませんが、本音で生きていくことと、親離れ、子離れをしっかりすることが大事だと言われていると感じました。

「おおかみこどもの雨と雪」の原作

「おおかみこどもの雨と雪」には、原作があります。映画公開の1ヵ月前に発売されたものです。楽天ブックスで購入できます。

この原作には、上に書いたように、映画で見てるだけでは分からない細かな感情や、生い立ちなどを知ることができます。この本を読んでから、もう一度見ることで、いろんな気付きを得ることができるのではないでしょうか。

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