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映画『借りぐらしのアリエッティ』の声優とあらすじ!二人の恋の物語の結末は?

アニメ映画

映画『借りぐらしのアリエッティ』の声優とあらすじや、見るべきポイントなどをまとめました。原作は、1952年発表のメアリー・ノートンの「床下の小人たち」です。小人の少女と人間の男の子の間に淡い恋の気持ちが芽生えます。

『借りぐらしのアリエッティ』の声優

アリエッティ 志田未来

14歳の小人の少女です。家族で、牧貞子(竹下景子)の床下に住んでいます。明朗闊達で、人間や猫、虫に対して物おじしない性格で、両親の言うことを聞かずに家の外に出て行ってしまう腕白な女の子でしたが、翔に会うことで少女から大人に変わっていきます。

志田未来さんは、1993年生まれの24歳の女優です。神奈川県出身で身長150cmです。1999年、6歳のときにセントラルこども劇団に入団されて、2000年の「永遠の1/2」でドラマ初出演されました。2005年「女王の教室」で初レギュラー、2006年「14歳の母」で初主演されて、2010年の「借りぐらしのアリエッティ」で声優初挑戦で映画主演されました。日本アカデミー賞新人賞など多くの賞を撮られています。最近では、「とと姉ちゃん」「初めまして、愛しています」「レンタル救世主」などに出られています。

翔 神木隆之介

12歳の人間の男の子です。両親は離婚して父親とは別居しています。母親は、外交官のため、海外に赴任しています。生まれつき心臓が弱く、1週間後に手術するために、大叔母の牧貞子の家にやってきました。手術には悲観的になっています。

神木隆之介さんは、1993年生まれの24歳の俳優、声優です。事務所にお母さんが応募して合格されて芸能界にはいられました。1995年、2歳のときにCMデビュー、1999年の6歳のときにドラマデビューされています。2005年の映画「妖怪大戦争」で主演されて日本アカデミー賞新人賞を受賞されています。2006年ドラマ「探偵学園Q」で初主演されて、多くのドラマに出られています。最近では、映画「バクマン。」「3月のライオン」「徐々の奇妙な冒険」(広瀬康一役)などにでられています。

ホミリー 大竹しのぶ

アリエッティ(志田未来)の52歳の母親です。借りものを工夫して色々なものをつくって家庭を切り盛りしています。

大竹しのぶさんは、1957年生まれの59歳の女優、タレント、歌手です。1973年、フォーリーブス北公次主演のドラマ「僕は女学生」で、北公次の相手役に応募して合格し、芸能界にはいられました。元夫は明石やさんまさんで、長女はIMALUさんです。撮影時、一瞬で涙を流すことができたと言われていて、憑依型の女優さんだと言われいてます。最近では、「恋は、アナタのおそば」「ごめん、愛してる」映画「真田十勇士」「後妻業の女」などに出られています。

ポッド 三浦友和

アリエッティ(志田未来)の61歳の父親です。危険な「借り」に出て一家を支えています。14歳のアリエッティに「借り」を教え始めます。

1952年生まれの65歳の俳優です。奥さんは山口百恵さんで、長男は三浦祐太朗さん、次男は三浦貴大さんです。親友は忌野清志郎さんでした。20歳のときに、「シークレット部隊」で芸能界デビューされます。1970年代に山口百恵さんと共演した映画、ドラマがすべて大ヒットして、とくに十代に大人気でした。それ以降、多くのドラマ、映画で活躍されていて、50代以降は渋い俳優として日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など多くの映画賞の助演男優賞を受賞されています。最近では、「就活家族」映画「64」「葛城事件」「DESTINY鎌倉物語」などに出られています。

スピラー 藤原竜也

12歳の小人の少年です。みのをまとい、弓を持ち歩いてひとりで野性的な生活を送ってる少年です。モモンガのように空を飛ぶことができます。

藤原竜也さんは、1982年生まれの35歳の俳優です。1997年、蜷川幸雄さん演出の舞台「身毒丸」の主役オーディションでグランプリを獲得されて芸能界にはいられました。2000年「バトルロワイヤル」の主演に抜擢されて、それ以降、多くのドラマや映画に出らてています。趣味は水泳で、村上春樹さん、長淵剛さん「魁男塾」の大ファンです。最近では、「人間の証明」「リバース」映画「デスノート」「22年目の告白」などに出られています。

牧貞子 竹下景子

アリエッティ(志田未来)が床下で暮らしている家の持ち主です。68歳。翔の大叔母で、ニーヤという猫とハルさんという家政婦の2人と1匹で暮らしていました。そこに、翔(神木隆之介)が療養に訪れました。翔の部屋には手作りの豪華なドールハウスが置いてあり、『いつか小人が現れた時にプレゼントするため父(翔の曽祖父)がイギリスの職人に作らせたもの』だと翔に話しました。しかし、牧貞子はまだ見ていないので、小人はもういないかもしれないと思っています。

竹下景子さんは、1953年生まれの63歳の女優です。夫は写真家の関口照生さんです。高校1年生のときに、ラジオの深夜番組「ミッドナイト東海」のイベントに参加した時に、パーソナリティの天野鎮雄さんにNHKの「中学生群像」を紹介されてドラマデビューされました。その後、名古屋にロケに来ていた俳優の夏木陽介さんにスカウトされて大学進学で上京した時に本格的に女優として活動を始められました。1973年のNHK「波の塔」で本格恵ビューされ、それ以降多くの映画やドラマに出られています。1976年からの「クイズダービー」でレギュラー回答者になって全国的に知られました。最近では、「相棒」映画「聖の青春」「花戦さ」などに出られています。

ハル 樹木希林

長年、牧貞子の屋敷に住み込みで働いてる家政婦です。かつて若いころに小人を見たことがありましたが、誰も信頼してもらえず悔しい想いをしました。その反動で、小人を見つけたら目の敵にしてとらえようとします。

樹木希林さんは、1943年生まれの74歳の女優です。夫はロック歌手の内田裕也さん、義理の息子に本木雅弘さんがいらっしゃいます。1961年に文学座付属演劇研究所に入られて、悠木千帆の名前で女優活動を始められました。1964年に森繁久彌さん主演のドラマ「七人の孫」にレギュラー出演されて一躍人気がでました。1974年に「寺内貫太郎一家」で小林亜星さんが演じた主役貫太郎の母親役をされました。30代前半だった樹木希林さんはが60だいのおばあさん役をされたと事で、超話題になりました。それ以降多くのドラマや映画に出られています。最近では、映画「海街diary」「海よりもまだ深く」「人生フルーツ」などに出られています。

『借りぐらしのアリエッティ』のあらすじ

ヤフーTVに発表されたあらすじです。

穏やかな老婆・貞子(竹下景子)がお手伝いさんのハル(樹木希林)と共に暮らす東京郊外の古い一軒家。その家の床下には、ある秘密があった。そこには、好奇心旺盛な小人の少女・アリエッティ(志田未来)と厳格な父のポッド(三浦友和)、心配性の母・ホミリー(大竹しのぶ)が長年住み続けていたのだ。彼らにとって一番大切なルールは「人間に姿を見られないこと」。家族3人は、貞子の家から食料や衣類など生きていくために必要なものをほんの少しだけ“借り”ながら、ひっそりと生活してきた。

夏のある日、貞子の姉の孫で心臓が弱い翔(神木隆之介)が彼らの家にやってきた。外交官の母が不在の間、貞子と一緒に暮らすことになったのだ。その夜、初めてポッドと一緒に“借り”に出かけたアリエッティは、うっかり翔に姿を見られてしまい―!?(出典:ヤフーTV)

『借りぐらしのアリエッティ』とは?

映画「借りぐらしのアリエッティ」は、2010年に発表されたジブリの映画です。監督は、米林宏昌さん、脚本は宮崎駿さん、原作はメアリー・ノートンの『床下の小人たち』です。

米林宏昌さんは、1973年生まれの43歳のアニメーター、アニメ監督です。金沢美術工芸大学に在学中に、ジブリ映画の「耳をすませば」を見て、大學を中退されて1996年にスタジオジブリに入社されました。アニメーターとして宮崎駿監督の下で働いて、「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」などで原画を担当されました。この「借りぐらしのアリエッティ」で初めて監督をされました。この後には、「思い出のマーニー」「メアリと魔女の花」の監督、脚本をされました。

米林監督はジブリ一のアニメーターで、監督になられても、感情や心情を表現することに徹底されています。とくに、こだわられたのは、初めてアリエッティと翔が出会ったときのアリエッティが帰っていくときの表情と、母親を探しに行くときに翔の手の平に乗るときのアリエッティの表情です。そのほかにも、髪の毛の揺れ方で感情を表現されていますので、細かいところですが、よくご覧になると面白いと思います。

宮崎駿監督は、1941年生まれの76歳の監督で、スタジオジブリを設立された方です。初めは漫画家をめざされていましたが、学習院大学を卒業されたあと、アニメーターとして東映動画に入社されました。入社1年後に観たソ連製作長編アニメーション映画『雪の女王』に強い感銘を受けて、アニメーションを一生の仕事にしようと決意されたそうです。「ルパン三世」「アルプスの少女ハイジ」「未来少年コナン」映画「風の谷のナウシカ」などを創られたあと、1985年にスタジオジブリを設立されました。

原作「床下の小人たち」を書かれたメアリー・ノートンは、1903年-1992年のイギリスの児童文学作家です。1952年に発表した「床下の小人たち」でカーネギー賞を受賞されています。続編の「小人の冒険シリーズ」やディズニー映画「ベッドかざりとほうき」の原作の「魔法のベッドノブ」「かがり火とほうき」などを書かれています。小学校5,6年向きですので、お子さんにプレゼントされてみてはどうでしょうか。

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『借りぐらしのアリエッティ』の感想

「借りぐらしのアリエッティ」という題名は、プロデューサーの鈴木敏夫さんがつけられました。初めは「小さなアリエッティ」というタイトルでしたが、企画した宮崎駿監督と相談して、「借りぐらし」という言葉がついたタイトルになったそうです。そもそも、この企画は40年前から宮崎駿監督が考えれていて、当時はムリだったのものが、いまの時代なら会うと思って決意されたそうです。その決意が、「借りぐらし」という言葉に詰まっています。

借りぐらしとは、人間からいろいろなものを借りて暮らすという意味です。小人の世界ですから、お金はないですし、食べたり飲んだりするものも自分たちで一から作る訳にはいきません。床の上に住んでる人間たちから借りて生活をしています。

40年前の1960年、70年代には、まだまだ借りて生活するってことが頻繁に行われていました。隣からお醤油を借りたり、米を借りたり、お乳を借りたりしていました。それが、40年経つとその文化がなくなって、所有したいと言う欲ばかりになっています。宮崎駿監督は、そこを描きたかったのではないかと思います。

所有したい人間と所有することがない小人たちとの関係です。途中に翔が話している「人間は60億もいるけど小人はどのくらい?君たちは滅びゆく人種なんでしょ」というセリフがありました。じつは、これ逆説なんじゃないかと思います。つまり、人間がこのまま所有欲を大きくさせて行くと、滅んでしまうのではないかということです。あれも欲しい、これも欲しいと言ってる人たちが奪い合うことで、どんどん人との関係は悪くなっていきますし、他人のことは関係なくなっていってしまいます。その代表がハルですね。

ハルは、昔自分が見た小人のことを誰もが認めてくれなかったので、そのことを恨んでいました。なので、小人を見つけてとても喜んで、アリエッティの母親をビンの中に閉じ込めてしまいました。小人を自分のものにして人に見せることで、褒めてもらいたい、認めてもらいたいと思っていました。あのときの表情はまるで鬼で、現実にいるお金亡者とか、フリンしている恋人たちの顔にかぶって見えました。自分がそんな顔になってると思うと、ちょっと怖いです。

なので、所有する気持ちを持たずに、感謝の気持ちで毎日を暮らしていくことが大事だとわたしは考えています。どっちみち、この世の中を去る時には何も持っていくことができませんし、いなくなった後にどれだけ褒められても聞ける耳はありません。生きている時に、なるだけ感謝の言葉を言ったり、聞いたりすることで、生きてるという実感が持てたらいいのではないでしょうか。

この映画を見たあとに、全てを借りて生活してると考えたら、毎日会うひとや、使ってるモノ、見ているもの全てに感謝をするようになれるのではないかと感じました。所有するという欲を捨ててみてはどうでしょうか。

ちなみに、翔は、映画の冒頭から考えると心臓手術がうまく行って元気で暮らしてると思います。この先、アリエッティとは出会うことはムリですが、とてもいい初恋をしたと思います。自分が良いと思ってしたことも、相手にとっては迷惑な場合もあると言うことを学びましたし、生きて行く勇気をもらいましたので、きっと幸せになると思います。

以上、映画「借りぐらしのアリエッティ」の声優とあらすじなどでした。

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